銀河の部屋

しがない大学院生の日常を語る場所

無気力コミュ障大学院生の私がなんとか就活を終えた話② ~ いざ説明会へ

前回の記事では、就活を始めるところまでの経験談を書きました。

 

今回は、いよいよ本格的に企業とコンタクトを取るところからの経験談を、順を追ってお話していきます。

 


エントリー

前回に出席した合同説明会で、業務内容が自分のできそうなことに近しい企業にいくつか目星を付けました。

 

すると、大まかに「待遇の良いところ」「待遇が良くないところ」などの基準がいくつか見えてきて、自分が何を重視すべきかが少しずつわかってきました


いわゆる「就活の軸」が定まってきたということです


参考までに、自分の基準を書いておきます。

 

  • 専門分野に関する技術系の職種で、お客さんとのコミュニケーションがメインの業務ではない

人見知りコミュ障なので。仕事上コミュニケーションは必須というのはわかっていますが、苦手なことがメインだと自分のメンタルが持たないと思ったからです。

 

  • 残業が少ない

残業の多い少ないは賃金とのトレードオフであるため、一概に少ないのがいいというわけではありません。お金を取るか時間を取るかという問題だと思います。

自分はガッツリ稼いでやりたいことやりまくるというタイプではなく、自分の時間を大切にしたいという気持ちの方が強かったため、少ない方がいいかなと思っています。

 

  • 転勤が少なく、三大都市圏勤務がほぼ確定している

環境の変化に適応するのが苦手なため、転勤や海外赴任は少ない方がいいかなと思っていました。

また、東京や大阪なら基本的に何でも揃っている上にイベントも多く、名古屋だと慣れていて新生活がスムーズに進むと思ったからです。

 

  • 福利厚生、特に住宅補助が充実している

長距離通勤は避けたいため、多少家賃が高くなっても通勤時間が短くなる場所に一人暮らしをしたいと考えていました。すると、どうしても家賃の負担が大きくなることは避けられないと考えられます。

また、基本的な賃金は(残業代を含めなければ)どこもそこまで変わらないため、家賃補助はその金額の分だけ直接的なアドバンテージになると思ったからです。

 


これらを意識することで、自分の中で会社の合う合わないを士別する力が身についてきました。


そこで、自分が合同説明会で良いと思った企業に加えて、同じ業界の募集要項を見て、自分の軸に沿った企業にいくつかエントリーをしました

 

自分が参加した合同説明会では、企業側にメールアドレスを渡して、そこにエントリーのお知らせが届くという仕組みだったため、それらの企業へのエントリーはスムーズでした。

 

そうでない企業は、企業のホームページか就職斡旋サービスから登録をします。ここは企業ごとにシステムが少しずつ異なるため、少しめんどくさかった記憶があります。


以上で、13社ほどのエントリーが完了しました。


会社説明会

会社説明会は、主に4月から5月くらいに大きな都市で行われます。エントリー先のマイページから個別に予約して、予約した時間にリクルートスーツを着て会場に向かいます。

 

会場は、自社ビルがあるような大きな企業ならば受付に大学名と名前を伝え、ビルの一角にオフィスを構える企業の場合は該当する会社のフロアにエレベーターで向かいます。会社までたどり着けばちゃんと誘導してくれるところが多いので、安心して行きましょう。

 

多くの会社では1時間くらい会社説明を聞き、今後の選考の進め方を説明して、その後質疑応答を行います。

 

会社によっては社員に直接質問できる交流会や、就活生同士で話し合うグループワークを含む場所もあれば、いきなり選考として筆記試験や一次面接を行う企業もあります

 


私が最初に行った会社説明会は、合同説明会で最も良さそうだと感じたT社でした。

 

大きなビルのオフィススペースに入ること自体初めてだったため、非常に緊張した記憶があります。

 

ビルやフロアを間違えていないか何度も確認し、身だしなみを整え、無事にたどり着きました。

 

会場に付くと、会社のパンフレットやアンケート用紙を渡され、百人以上が座っている部屋に案内されました。

 

内容としては会社の説明と設備の紹介、筆記試験というシンプルなものでしたが、「説明会の段階から覚えられている」という話を聞くため、非常に緊張しました。

 

無事終わって電車に乗った時、とても安堵したのを覚えています。


その後、会社説明会に何社も出て、会社説明会に慣れてきた頃、会社説明会で「同業他社とどのような違いがあるのか」に注目して話を聞くことを意識しました。


会社説明会の注意点

会社説明会の段階で、私がもっとこうすればよかったと感じたことは次の2つです。

 

  • 早めに日程を確保して予約をする

会社説明会は基本的に、本社+大都市数箇所(東京、大阪、場合によっては名古屋、横浜、仙台など)で行われます。

 

小さな会社では本社のみで行うところも少なくない上に、本社以外の場所で開催される回数は基本的にあまり多くありません。

 

そのため、地方民だと最も近い開催地の説明会が2回しか行われず、両方共満席といったことも決して珍しくはありません

 

私は名古屋の民なので、開催回数が少ないことが多く、その都合でエントリーを諦めた会社がいくつかあります


折角条件に合致した会社を見つけたのに、そんな都合で諦めるのはもったいないですよね?

なので、会社説明会の応募は早めに行っておきましょう。めんどくさがると後々もっとめんどくさくなります


(本気で目指すなら東京だろうとどこだろうと赴くべきですが、無理を押してでも行きたい場所がある場合以外はおすすめしません。説明会の段階で交通費を支給してくれる会社もありますが少数派です。)

 

  • スケジュール管理と選考管理を徹底する

現在の就活システムでは、多くの企業が同時期に説明会や面接を始めるため、20社受けるなら20社の選考スケジュールを管理しなければなりません

 

すると、どうしても「この会社の次の選考ステップは何だっけ?」とか、「締切何日だっけ?」と混乱することがあります

 

また、スケジュール管理がしっかりしていないと、説明会の予定をいつ入れてもいいのか、何日にどこに遠出する必要があるかなどの把握がとても煩雑になります。


今まであまりスケジュール管理を意識的にやっていなかったこともあり、私もとても苦労しました。

 

そのため、「カレンダーアプリで説明会などのイベント管理をする」「Excelなどでどの会社がどういった特色があって、選考はどこまで進んでいて、次のイベントはいつで、優先度はどうなのか管理する」の2点は、エントリーする企業を探す段階でやっておくことを強くおすすめします

 

後からやると非常にめんどくさかったので・・・


おわりに

いかがだったでしょうか?

 

時間やスペースが限られている合同説明会と比べ、会社説明会ではより会社ごとの個性が見えてきます

 

就活生としては、会社説明会はこの先の選考活動に時間を割くべきかどうかを判断する大きな材料になります

 

自分に合わない会社の選考を進めるのはめんどくさいことです。

だからこそ、ここで見定めていくことがとても大事です。


次回は、ESから面接までを書いていく予定です。

 

滑り出しからここまでは自分を奮い立たせるだけで進む選考も、いよいよ自分が本格的に選ばれる側に立つことになります。

そして、「挫折」を経験することになります。


よろしければ、次回も読んでください!それでは!